マンションでは受水槽周りの定期補修は必須です
<受水槽新規配管作業中>
<受水槽内パイロット管の老朽箇所>
<受水槽内パイロット管新規配管後ボールタップ取り付け>
<配管後保温作業>
受水槽の水は給水ポンプ、給水管を通り
各家庭に来ます。
直接、身体の中に入るわけですから清潔が大前提ですが
そこで問題になりますのが配管の劣化による
“ サビ ” です。
必ず定期的に検査や調査が必要となります。
お風呂の水、トイレの水、洗濯の水だけではなく
飲み水や料理に使う水ですし、食器を洗うのもこの水です。
ただ、自主管理ではあまり検査されていないのも事実で
昔はRC(コンクリート槽)で猫やネズミが浮いていたという話や
汚水管がRC槽の上部を通っており
そこで漏水事故が起こり汚水が受水槽に混ざってしまった話を聞きましたが
今は衛生面が行き届いていますのでこの様な事はありません。
現在はRC槽が殆どなくなりFRP槽(受水槽)<同上写真>になっていますし
年1度は清掃されていることと思います。
しかし、FRP槽はメンテナンスで清掃しなければなりませんし
マンションの規模にもよりますがデットスペースにもなりますので
設置場所を知らない住民の方もいらっしゃいます。
3・11以降FRP槽にバルブ、キー付き水栓を付けるマンションが増えましたが
これは今回の熊本の大地震のように
断水時、停電時、FRP槽に蛇口を取り付けておけば
水槽内の水はハンドルを捻れば出てきますので
緊急対応用に用いる事が出来るからです。
また、増圧ポンプの場合は小さいのでデットスペースになりませんが
(スペースがあれば駐車場、駐輪場等にできます)
停電や断水になるともう水はでません。
この様にメリット、デメリットがあります。