2015年9月29日火曜日

ほんとに多い給湯管の漏水事故⑥【このブログを見ておられる皆さんだけでも】



ほんとに多い給湯管の漏水事故







< 昨日の続きです >

給湯管の一部分引き換え工事及び保温工事が進行中です。






給湯管のピンホール漏水箇所の写真

給湯管のピンホール漏水は継ぎ手の部分(エルボ、チーズ、ソケット)が多く、

直管部分の漏水事故は稀です。

             この部分からの漏水は、既にある程度の経年劣化が

                   進んでいることを意味しますので

               なるべく早い時期での引き換え工事をお勧めします。

                    それほど配管年齢は、重要といえますが

             漏水事故が起こるまでは他人事である場合がほとんどです。

            普段、目にしないこれらの設備は私たちの生活を支えてくれる

              縁の下の力持ちですので、一端不具合が生じますと

                     直接的に生活が困難となりますので
      
                   このブログを見ておられる皆さんだけでも

                他人事で済ませて終わぬように願うのみです。


2015年9月28日月曜日

ほんとに多い給湯管の漏水事故⑤



ほんとに多い給湯管の漏水事故






先ず、見当を付けます。

キッチン最端部の開口差し金にて罫書き






床開口、保温材の撤去

キッチンに近い方にて漏水を確認






給湯管一部引き換え工事のため給湯管の切断作業






銅管の切断作業は、銅管カッターまたは

ベビーサンダー等を使用します

切断中残り水が噴き出ますので

ぞうきん等でふき取りながらの作業になります。

おろそかにしますと下階への
落水事故にもなり兼ねませんので要注意です。







2015年9月27日日曜日

ほんとに多い給湯管の漏水事故④「何という事でしょう~」編



ほんとに多い給湯管の漏水事故






これ以上は目視で確認が難しいところまで

調査を進めイメージを具体化させます。

依頼主さまに現状を共有して頂き

工事内容を確認する事になります。

その上で止む無く開口することにしました。


キッチン前床開口前差し金にて罫書き






床を開口し調査をします。

チーズ(つなぎ目)付近より漏水を目視できますが・・・

まだ、はっきりと断言は出来ません。

通常のパターンからしますと、ドンピシャ!なのですが

どうも漏れ方に違和感があります。






漏水調査を進める為に保温材の撤去をします。


すると、「何という事でしょう~」


残念ながら

もう少し湯沸し器側の方で漏水しているようです。

銅管と保温材の間をぬって伝い漏れしてきたものが

保温材の切れ目からしたたり落ちるっという体です。

現場の数だけ漏水ドラマがある。

と云ったところでしょうか。

何とも水漏れくんは不思議ちゃんです。


工事内容は明日へと続きます。




2015年9月26日土曜日

ほんとに多い給湯管の漏水事故③【漏れ始めは涙のように】編


ほんとに多い給湯管の漏水事故





前回の水圧調査から、湯沸し器の一時側(元栓側)のバルブを閉め

【給湯管漏水】では?という見立て通りと確認ができ

更にキッチン裏給湯管に漏水箇所がないことから

キッチン下の開口をもって確認を行います。




キッチン下床の開口、給湯管の立ち上がり部分の異常見られず

その先の分岐部分の継ぎ手付近から漏水箇所がありそうです。

下の写真では、その状況が伺えます。




                 また、床下の上部にかなり広範囲に渡って

                   カビが見受けられることから

                 数か月は優に漏水していたと考えられます。

             
                 これは、漏れ始めの時は涙のように


                ほんの少しの水がしたたるところから始まり


                    
                  この数日でいっきに水量が増えてしまい 


                 ついには下階へ落水したと予想が着きます。



2015年9月25日金曜日

ほんとに多い給湯管の漏水事故②



ほんとに多い給湯管の漏水事故






先ず見当を付ける為に水圧テストを行いました。






通常5kg/c㎡位の圧力を掛けてみます。






10秒程で水圧が、5kg/c㎡から2kg/c㎡に落ちました。

これは、給水管、給湯管に異常がある可能性があるため、

室内の水回りの調査が必要です。

【 蛇口等で水が滴れていたり

トイレの便器内に

設備の老朽などによる水漏れが起きている 】

場合はそこを対処し様子を見ますが

この様な内容がないときには

給水管、給湯管に水漏れの原因があると考えられます。




本日は、お客様の都合が着かないため

給水バルブを締めて終了となりました。




2015年9月24日木曜日

ほんとに多い給湯管の漏水事故①



ほんとに多い給湯管の漏水事故




今回の漏水事故は、2階から1階への被害が出ました。

キッチンの天井吊戸棚のところに大きなシミが見て取れます。






また、キッチンシンク横にも吊戸棚から流れてきた水がポチャンと・・・

いつこのような事故がご自宅で起こるか解りません。

           建物にも寿命がありますが、当然ながら設備にも寿命があります。

               建物が建てられてから設備の更新をなされましたでしょうか?

               或いは、お考えですか?

            設備の更新がされていない場合は、築年数配管年数です。

       材料にも施工内容にもよりますが20年前後で

設備の更新を強くお勧め致します。




2015年9月23日水曜日

給湯管埋設配管漏水調査



給湯管の埋設部分配管での漏水事例




写真はPS内給湯管漏水箇所です。

保温材が濡れており色が濃く映っています。




保温材から落ちてきた水が共用廊下まで流れ出てきています。

後日、オーナー様に確認をし工事の予定となります。

今回は、共用廊下へと漏水した水が流れていましたので

緊急とまではいきませんが

PS内から室内に漏水するケースもあります。

また、玄関天井部分からの落水やユニットバス天井からの落水等

様々なケースがあります。

今回のケースは共用廊下への漏水でしたので

大きな被害が出ず、不幸中の幸いでした。




2015年9月22日火曜日

浴室給湯管ピンホール漏水事故事例②



浴室給湯管ピンホール漏水






ユニットバスからの漏水事故で

下階天井から水が漏れてくるとの内容から

依頼を受けました。






ユニットバス内は給水管、給湯管ともに銅管でしたが

今回の漏水事故は給湯管からのピンホール漏水でした。

その銅管の切断作業中です。






ソケットつなぎにて工事本体は完了となります。






天板の復旧作業及びコーキングによる防水作業。






工事の終了です。


今回は、あくまでもお客様の希望で

一部分の交換作業でしたが

かなり老朽化が進んでいました。

今後、他の部分で漏水しないように祈るばかりです。






2015年9月21日月曜日

浴室給湯管ピンホール漏水事故事例①



浴室給湯管ピンホール漏水






浴室天板の取り外し作業をします。






給湯管のピンホール漏水箇所の確認です。

見づらいかも知れませんが右の管の中央部分に

ご注目下さい。

斜め上に向かって水が結構勢いよく噴出しています。






かなり配管の劣化が見受けられますが

今回はお客様の希望(ご事情)で

ピンホール漏水部分の修理となりました。






浴室給湯管ピンホール漏水工事前

②へ続きます。



2015年9月20日日曜日

天井に大きなシミが・・・② 『工事編』お豆腐のような石膏ボード。



天井に大きなシミが






お客様に確認の元、差し金にてけがき

のこぎりにて作業

のこぎりを入れるとすぐに水漏れが

石膏ボードも一部お豆腐のようにもろくなっていました。






天井裏には、水溜まりがありますが

これはご自分の天井裏を走っている

スパイラル管(通気管)からの漏水事故でした。

スパイラル同士のつなぎ部分に水滴が見えます。






今回は点検口をつけました。

通常通気管には、水は通りませんが

台風で横殴りの雨の時

また、冬場シャワーを浴びた時の湯気など

勿論1日2日程度では、大丈夫ですが

1か月、2か月となると話は、変わってきます。

通気管の中に暖かい空気、換気扇を回して排気しますが

その時間が問題になります。

外の冷たい空気と合流して通気管内に

結露が発生します。

この結露を飛ばすのに1,2時間程度の換気では

水滴がなかなか乾燥しません。

その結果少しずつ溜まった結露が

通気管の継ぎ目から落水します。

1人で住んでいられるかたは、あまり結露もたまりませんが

家族が多い方また浴室から通気管が長いお宅は注意です。

長い時間換気扇を回しているお宅は
まだ大丈夫ですが条件により差があります。


11月頃から段々と寒くなり1月、2月頃に
この様な通気管からの漏水が多く見られます。


目安になると思いますので動画もご覧ください。







2015年9月19日土曜日

天井に大きなシミが・・・①被害事故ではなく自爆事例です。



天井に大きなシミが・・・






天井に大きなシミが出来ましたので

原因を調べてほしいとの依頼でした。






先ずはダウンライトを外して天井裏を確認してみます。






天井部分の石膏ボードが濡れていますが

天井コンクリート部分の

漏水箇所は、見当たりませんでした。






通気管の内部を確認してみるとかなり奥のほうに

水溜まりが見受けられました。





2015年9月18日金曜日

階段上水抜き部分からの漏水事例②工事編



階段上水抜き部分からの漏水





関係のある棟に排水ストップをかけています。

その上で、配管を切断しているところです。

(やはり経年劣化が出やすいところは継手部分です)








問題部分を取り除き新規配管工事となります。





穴埋めにて完了です。

後日水抜き部分からの漏水もなくなりました。

2015年9月17日木曜日

階段上水抜き部分からの漏水事例①調査編



階段上水抜き部分からの漏水






晴れている時でも水抜き管から時々水が流れているとのことで

調査依頼がきました。






その上部で確認をします。(作業前)






                    排水管(汚水管)からの漏水でした。


                    (掘削作業にて漏水箇所の確認作業)


②へと続きます。





2015年9月16日水曜日

架橋ポリブデン管破損による漏水事故②



架橋ポリブデン管破損による漏水事故






架橋ポリブデン管破損部分の撤去作業






新規配管にて引き換え作業中






架橋ポリブデン管破損部分の撤去後






湯沸し器取り出し部分新規継手に交換します






配管後保温工事






洗面化粧台下化粧ベニヤにて補修し

生活に支障が出ないところまで仕上げます。



ところで・・・

管理会社が入りマンションを管理している場合は

下階への漏水事故時は加入保険の適用が成されることが多々あります。

しかし、個人宅では、保険適用外になるケースが多いようです。

ですので、配管年齢はかなり重要です。

それ故

リホーム工事をされる場合は、配管設備をも検討するべきなのです。



心のどこかに留めておいて下されば幸いです。


2015年9月15日火曜日

架橋ポリブデン管破損による漏水事故①




架橋ポリブデン管破損による漏水事故





洗面化粧台下ヘッダー方式

給湯管架橋ポリブデン管破損による漏水事故






洗面化粧台下開口調査






架橋ポリブデン管を引き出してみると

御覧のとおり見事な亀裂発見!!






引き換え部分を全部引き出してみますと

長さにして8メートルほどありました。






引き出した為に無理な力が加わり

多少亀裂が大きくなっているものとは考えられますが

コンナ感じです。