2016年4月3日日曜日

40年物の給水管工事②



そうは問屋が卸しません






<給水管も更新>






<漏水箇所(ガスメーターを外しての作業)>






<ガス屋さんにガス漏れがないかの確認をして頂いています>






<漏水していた配管(徹去材)>



都内でもお洒落でレトロ&アンティーク風に

リフォームとかリノベーションとかいって売り出される

古(いにしえ)物件がまだまだ残っておりますが

古さに付きまとう落とし穴に気付けるかどうかが

天下分け目となります。


建設省(現 国土交通省)の定義では・・・

   ☆ リノベーション=新築時の目論見とは違う次元に改修する(改修)
☆ リフォーム=新築時の目論みに近づく様に復元する(修繕)

となっていますが、リフォーム現場実際は

この「修繕」の範囲が問題となっております。


当然ながら、上記の「新築時の目論み」には
目に見えない設備部分も入るはずですが

当方が確認できる範囲では100%ほどの確率で
“それ”っが成されておりません。



中古物件を安く手に入れDIYで費用を掛けずに

無難に済ませるなら後々の漏水リスクも

受け入れられるのかも知れませんが

きちんと内装まで仕立ててしまったあとでは

そうは問屋が卸しません。



また、もしもの保障部分に漏水事故等は

始めから含まれませんし

(*そもそもがこの部分の工事を発注していない)


仮に将来リスクに対しての説明責任と言っても

相手業者が内装専門ならそもそものお門違いとなります。



転ばぬ先の杖はたまたま転がっているようなものではなく



あなた自身が、しっかりと考えを持ち

そこからイメージを膨らませて

前もって対処をする覚悟からしか

手に入れる事が出来ません。



ましてやマンションオーナーデヴューの際には

あらかじめ最低限の知識が必要です。

→どこまでが自分の持ち物(専有部分)で
 どこがそうでない(共有部分)のかとか
もしもの時の保険適用範囲は?etc…



この様に、必ず所有に対しての責任が伴うわけです。



例えリノベーション物件といいましても

古過ぎるマンションはお勧めできない理由は

どのような配管材が使われているのか分かりませんし

何処まで引き直しているのかも定かではない場合があるからです。



勿論、更新されているマンションやアパートもあると思いますが

オーナーさんとしてはあまり余計な経費は掛けたくないのも事実で

現状、異常がなければこの様に放置されがちです。



賃貸で住んでおられる方も

まさかこんな配管を通ってくる水を利用しているとは

夢にも思いませんね。




しかし、現実はこの様な事です。


住まわれる際には築年数も重要ですが

建物に(設備等を含む)きちんとメンテナンスの

お金を掛けられているのかどうかも重要だと思います。




宜しければこちらのYouTubeを再生し転ばぬ先の魔法の杖を

手に入れて下さい。









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