2016年2月2日火曜日

汚水桝の不良に因る事故現場では・・・



想像しただけで怖しくおぞましい光景






インバル(排泄物等が流れる溝)に穴が開いてしまっています。






インバルの穴をアップで・・・



流れてきた水がこの穴から枡の下に流れ

枡の下の土等をさらい、空洞化します。


空洞が大きくなると当然支えが無くなりますので

相当重い枡それ自体の重さで陥没が起こります。



陥没した枡にも次から次へと排水が流れてきますので

徐々に排水溝口が塞がれていきます。






この繰り返しの中で

汚水桝が滞留し

未だ水があるうちは押し出されますが

水がなくなると排泄物等がたまり

やがて時間の問題で排水管を塞いでしまいます。



そうなると一階のトイレが流れなくなり

遂には・・・



上階で排水したものが一階のトイレやお風呂場から吹き上がります。



想像しただけで怖しくおぞましい光景ですし


実際にこういう現場に出くわすこともありますので

どうお声をかけて差し上げれば良いのか

何度となく繰り返しつつも

正直戸惑う事があります。




管理会社が管理していればこの様な事はありませんが

自主管理ならば注意が必要です。


年に一度の排水管清掃はこの様な事故を防ぎますが

清掃の際、異常があれば指摘があげられ

気付くことが出来るからです。



訳の分かるプロが視て診る事の大切なポイントと言えます。




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