2016年3月12日土曜日

あなたの家で起こるかも~【ピンホール漏水②】




日常茶飯事~ユニットバス漏水工事編






<ユニットバス給湯管一部分引き換え工事>






<給配管の切断及び新規配管作業中>






<新規配管作業中>



ユニットバスを交換される場合

給排水管をも交換なされなくて大丈夫なのでしょうか?


「型落ちのユニットバスシステムを格安で!」という広告を

よく目にしますが、職業柄心配してしまう真実がありますので



告白、します。



ユニットバスを交換されれば20~30年位は交換されないと思われます。


それなら給水管や給湯管 排水管は

果たして、そこまでの期間もつのかが問題となります。


銅管の場合15~20年が対応年数と考えていますが 

仮に運よく25~30年と使用出来たとしても

新築からの年数を全て足し算してみますと

何昔分(十年一昔)になるのでしょうか?



ユニットバスのみを交換しその周りの配管設備を

無視するのはコストの問題があるためですが

これらは大概ほとんどの工事見積もり時に

説明は為されません!!


説明義務があるのかどうかは正直、黒寄りのグレーで

ただ、義務というよりは仕事に対する

責任だったり良心だったりするのだと思います。


安くても沢山注文を取りたい業者と

少しでも安く済ませたい依頼主の

利害の一致はその場限りの契約を見繕います。


「安かろう悪かろう」が招く未来の不幸は

「そんなの関係ねぇ~」式でないときっと出来ない工事です。


「類は友を呼ぶ」と言いますが

お客様がどういう立ち位置で

“それ”っを発注するのかだと思います。


何を優先して何処に工事の軸を置くのか?だと思います。


工事後、「半年や一年で泣きを見た」ケースは

驚くほど多かったりするのです。


また、

最近主流のポリブデン管(今現在使用されている部材)も

銅管と比べて耐久性が良いとは

されていますが施工状況が問題です。


これは工事の際 継ぎ手1つ1つがかなり高額な為(配管材が出始めの為)

施工業者が出来るだけ継ぎ手の使用を減らせるように

無理な配管工事をし、その結果

配管材にストレスが掛かってしまう事に因り、そこから亀裂が入り

漏水してしまうケースがあります。


これは1つに15年も経つと経年劣化という考え方が問題だと思われます

様はストレスのかからない配管の施工重要です

施工主から依頼される際 会社の利益を追及すれば

人件費の削減か材料費の削減かこれは大きな問題だと考えられます

最低限必要な所に必要な継ぎ手を使用していれば

メーカーさんでは30~40年位使用できる様な配管材ですと言われていますが

あちらこちらで漏水事故があるのもまた事実です。


〇○は小説より奇なりです。


要は施工者がどのような施工をするのかが重要なのですが

新築現場では施工後の配管状況を把握しきれませんので

どのような施工が出来ているのかは把握できません。


ですので同じような事故が示しを合わせたように

あちらこちらで起きているのも事実です。


配管工事者の技術もさることながら

良心レベルを上げなければ同じ事が繰り返されますが

この様な切ない現場を数多く見てきました。


その不良個所に対峙しておりますので

必然的に私達のレベルは

上がっていると自負しております。










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