兎に角、はけ口を求めて伝っていきます
洗面化粧台内点検口からの漏水調査
給湯管エルボピンホール漏水
給湯管漏水箇所撤去後
給湯管エルボピンホール漏水箇所(銅管)
新規配管交換後
<水圧テスト中>
ピンホール漏水って何!?
そう思われても仕方がありません。
一般的にはあまり知られていない訳ですが
これがクセ者で、古い給湯管の経年劣化による
水漏れを意味します。
ここ10年位は、ポリブデン管へ素材の変化がありましたが
その前の材料のメインに使われていたのが、銅管でした。
この材料は、熱伝導が良く、低コストで、作業性が良いため、
よく使われた材料です。
これが施工後、15~20年程で、ピンホール漏水を起こします。
使われる環境や使い方にもよりますが
このような事例が多々あります。
さて、ピンホールの由来はと言いますと
針先で突っついた程度のサイズのごく小さな穴の事。
そう大したことはないと考えられても仕方ありません・・・。
これが、床下や壁裏で
まるで水鉄砲か霧吹きのように起きます。
水の管、お湯の管は、常に水圧がかかっていますので、
一度漏れ出すと、止まることなく漏れ続けます。
1秒でコンクリートの床面が少し濡れる?くらいのものが
一分では、コップに三分の一程度となり
一時間なら、かなりの量になりますが
このお水が下階の天井から落ちてきます。
落ちてくる場所も様々で
兎に角、はけ口を求めて伝っていきますので
キッチン、浴室、トイレ洗面所、玄関の天井からだけではなく
押入れや、クローゼット、見えない所からの落水事故も数多くあります。
押入れならお布団や座布団など
クローゼットなら、鞄や洋服等大切なものが水まみれとなり
なかには、大切な写真、アルバム等様々な内容の被害が出ています。
そうなりますと、お金で解決できるものだけでは無さそうですが
この様な内容が日々何処かで現実に起こっております。
マンションは、特に注意が必要かも知れません。
リフォーム、リノベーション等を考えられている方は
是非、設備にも目を向けて下さい。