2015年11月18日水曜日

洗面化粧台下給湯管漏水事故【ピンホール漏水】編



兎に角、はけ口を求めて伝っていきます






洗面化粧台内点検口からの漏水調査






給湯管エルボピンホール漏水






給湯管漏水箇所撤去後






給湯管エルボピンホール漏水箇所(銅管)






新規配管交換後





水圧テスト中



ピンホール漏水って何!?

そう思われても仕方がありません。


一般的にはあまり知られていない訳ですが

これがクセ者で、古い給湯管の経年劣化による

水漏れを意味します。



ここ10年位は、ポリブデン管へ素材の変化がありましたが

その前の材料のメインに使われていたのが、銅管でした。


この材料は、熱伝導が良く、低コストで、作業性が良いため、

よく使われた材料です。

これが施工後、15~20年程で、ピンホール漏水を起こします。

使われる環境や使い方にもよりますが

このような事例が多々あります。


さて、ピンホールの由来はと言いますと

針先で突っついた程度のサイズのごく小さな穴の事。


そう大したことはないと考えられても仕方ありません・・・。


これが、床下や壁裏で

まるで水鉄砲か霧吹きのように起きます。


水の管、お湯の管は、常に水圧がかかっていますので、

一度漏れ出すと、止まることなく漏れ続けます。

1秒でコンクリートの床面が少し濡れる?くらいのものが

一分では、コップに三分の一程度となり

一時間なら、かなりの量になりますが

このお水が下階の天井から落ちてきます。


落ちてくる場所も様々で

兎に角、はけ口を求めて伝っていきますので

キッチン、浴室、トイレ洗面所、玄関の天井からだけではなく

押入れや、クローゼット、見えない所からの落水事故も数多くあります。


押入れならお布団や座布団など

クローゼットなら、鞄や洋服等大切なものが水まみれとなり

なかには、大切な写真、アルバム等様々な内容の被害が出ています。


そうなりますと、お金で解決できるものだけでは無さそうですが

この様な内容が日々何処かで現実に起こっております。


マンションは、特に注意が必要かも知れません。

リフォーム、リノベーション等を考えられている方は

是非、設備にも目を向けて下さい。



0 件のコメント:

コメントを投稿